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企業生命八歳が半分=十年以内で六二・五%が閉業

ニッケイ新聞 2007年12月1日付け

 ブラジル地理統計院(IBGE)は二十九日、一九九七年に創業し八年後の二〇〇五年まで生き延びた企業は、五〇%であることを明らかにした。六二・五%は、十年以内に閉業。最も多いのは一年以内。
 短命な企業は南部が四六・五%、北部が五三・八%。調査が行われた時期は、景気の変動が激しく好況が二年続いたことはなかった。初心者には厳しい時代であった。二〇〇七年は経営環境が好転し楽になったが、それはそれ以前に苦労したから実感できることといえる。
 三十年以上持ちこたえる企業は、僅か二・九%に過ぎない。内訳は商業が五三・三七%、工業が一七・六六%、ホテルや食品が八・一一%、不動産や賃貸、下請が七・一七%で老舗といえる。