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ニッケイ新聞 2007年12月1日付け

 本日から十二月、師走となる。「ボアス・フェスタス」のクリスマスカード兼年賀状が編集部にも続々と届き始めている。ニッケイ新聞のビル入り口にもナタールのもみの木が飾られるようになり、あっという間に一年が終わりそうな気配が漂っている。そんな折り、リベルダーデ広場の銀行が襲われ、犯人は走って逃亡し大騒ぎに。偶然、編集部員がその現場を目撃。「この季節、走るのは先生だけにしてほしい」との弁。年末は犯罪の増える時期だけに、みなさんご用心を。
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 「年間を通した移住者で渡伯五十年を祝おう」という、珍しい企画が出てきた。一九五八年といえば、ブラジル日本移民五十周年を祝った年。まだ戦後移住が盛んだった頃だ。世話人の一人で同年五月に着伯した山田充伸さんは、アニャンガバウ広場で行われた記念パレードで、「何万人もの子供たちが日伯両国旗を持つ姿に感激したのを覚えています」と振り返る。同じく世話人の石田俊郎さん(一月着)によれば、船には移住の宣伝を目的とした映像取材の記者が乗船して、船上運動会や赤道祭などを撮影していたという。撮影のため、赤道祭を二回やらされたとか。
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 三県合同屋台祭りが開かれた日、会場では豊田留美さんによるテーブルマナー講座も開かれていた。どのように食べるか、日本食の正しい食べ方についてなど、説明を交えながら実際に練習、食器の持ち方なども説明された。が、集まった人数は十人と、少々物足らない感じ。「今回はマナーよりも食べることの方が大事だったのでしょう」と豊田さん。