ニッケイ新聞 2007年12月4日付け
全国工業連盟(CNI)代表は二日、アモリン外相をイタマラチー宮に訪ね、ラテン・アメリカのライバルであったメキシコと二〇〇八年に市場開放を基本とする通商条約を締結するよう要請した。
外相は早速、カウデロン墨大統領をブラジルへ招き、二〇〇八年下半期の訪問が決まった。上半期は現在の通商関係を発展させることで、両政府は詳細の準備会議を行う。
政府はメルコスル加盟国へもメキシコの市場加盟を説明し、了解を得なければならない。特に亜国は、いつも態度が不透明だ。しかし、CNIは同条約に乗り気であり亜説得で特使を派遣する考えである。
CNIは十二月、三種類の製品をメキシコとのゼロ関税取引を第一段階とする上申書を政府へ提出した。第二段階として現在、二〇%から七〇%課税の製品を七年以内にゼロ関税化する。第三はデリケートな製品の十年以内ゼロ関税を目指すというもの。