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進出倍増で国際化=ブラジル産多国籍が途上国二位

ニッケイ新聞 2007年12月5日付け

 ブラジルの国外投資が、発展途上国の中で香港についで世界二位となっことをBBC通信が三日、報じた。最近の経済環境が順風となってブラジル生まれの多国籍企業は、二〇〇五年から二〇〇六年に倍増した。ビッグ・スリーは、ヴァーレとペトロブラス、ジェルダウである。
 特にヴァーレによるカナダのインコ買収百八十億ドルは、大きい。ヴァーレ国際化のプロセスとして製品の国際的ネットは、同社の本格的挑戦といえる。事業規模ではヴァーレがトップだが、ジェルダウは事業の四六・四%を国外へ移転した国際化のトップ。
 この統計は、サービスや金融部門を入れていない。資産や人材の大半を、国外へ移した企業は多い。オデブレヒトは傍系のブラスケンを入れると二七%だが、一社だけなら国際化は五七%になる。