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圧巻は大太鼓打ち=初フェスティバル=参加チーム自由に演奏

ニッケイ新聞 2007年12月5日付け

 ブラジル太鼓協会(矢野ペードロ会長)主催の「第一回太鼓フェスティバル」が、去る十一月四日、アニェンビー国際会議場で行われ、訪れた約千五百人の観客が太鼓の音色に酔いしれた。
 コンクールではなく各チームが自由に表現して、お客さんと一緒になって楽しもう、との考えで行われた太鼓フェスティバルは、予想以上の好評の結果を残した。
 今回の目玉は、大太鼓の独り打ち。各チームのリーダーもしくは副リーダーの打ち手が出て、独りで演奏。男女十四人が持ち前の力量をいかんなく発揮した。
 大太鼓の独り打ちを提案した簔輪敏奏JICAシニア・ボランティアは「曲の構成や細やかなことは、まだまだ日本の方が上だが、ガムシャラさではブラジルのほうが上」と評した。
 各チームで演奏を行った後に、最後は据置太鼓をみんなで持ち、観客の近くへと降りて行き、一体となって太鼓の演奏を楽しんだ。来場者からは「今回のフェスティバルは楽しかった」と満面の笑みで感想を語る人が多く見られた。