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県連代表者会=日本祭実行委を解散=約2万レは未納のまま

ニッケイ新聞 2007年12月5日付け

 ブラジル日本都道府県連合会の十一月代表者会議が先月二十九日午後四時から文協内で行われた。県連創立四十周年記念誌の進行状況、日本祭会計などの報告が承認されたほか、執行部から各県人会に、来年の県人会公式行事を県連に報告するよう呼びかけがあった。
 日本祭の会計では長友契蔵会計が、バザリスタから未納分の内約九千レが支払われ、現在のところ約十三万レの黒字であることを報告。今回の報告をもって第十回日本祭りの実行委員会を解散することが承認された。
 同会計からはまた、先月実施した弁論大会についての報告もあり、来年も開催したいと意欲をみせた。
 会議ではこのほか、ふるさと創生協会の菊地義治副会長が、「地域リーダー交流事業」について、資金面の援助は必要ないので、日本からの若者に協力してほしいと要請。ブラジル・ニッポン移住者協会の小山昭朗会長が、現在計画している「二十一世紀の森」作り全伯植樹キャンペーンの概要を説明し、各県人の森を作ろうと参加を呼びかけた。
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 日本祭のバザリスタ担当者による約三万レアルの未納金問題について、この日の会議では大きく取り上げられなかった。財務担当の大西博巳副会長はニッケイ新聞の取材に対して「未納金額の一部をバザリスタ本人から直接もらった」と一部受取ったことを明らかにした。
 残りの未納金約二万一千レについては「バザリスタが払っていないのか、(担当者)本人が払わないのかは分らない。バザリスタと本人の話なので」と現状を説明。「残りの金額を払えば、報酬はきちんと払うと本人にも言ってある」と大西副会長は語った。