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東西南北

ニッケイ新聞 2007年12月7日付け

 サンパウロ市東部モオッカ区で五日早朝、一六歳から二三歳の青年六人が乗った乗用車が電信柱に激突。五人死亡、一人が重態。スーパーの駐車場で飲んで帰宅途中の事故で、車内にはカラになったカシャッサのビンもあった。トロリーバスと付近への電線を支えていた電信柱は二メートル弱のところで折れ、ジーゼル車が代行運転。バスは九時半ごろ、停電は一五時ごろ回復。朝の渋滞はラジアルレスチまで及んだ。
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 十月に重発事故で、二七人が死亡、九〇人が負傷のサンタカタリーナ州(SC)の国道。五日一時半ごろ、十月の事故からわずか五〇〇メートルの地点でバスが横転し、二三人が負傷した。SCはミナス州に続き、高速道での事故死が多いが、今回の事故の負傷者は命の危険はないという。
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 先日、実質二日間の断水となったサンパウロ州ABC地区。今回は貯水池のビリングス湖に環状道路の工事の車が落ち、沈没。一五トンの砂利をつんでいたという車は、工事用の道路の路肩が崩れて落ちたという。環境問題の専門家たちは、トラックの燃料が原因の水質汚濁を心配している。
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 十月から始まっていたノッタ・フィスカウの制度。最初は、レストランでの食事等に限られていたが、十一月にバールやパン屋、ランショネッテでも使えるようになり、今月からは対象が、おもちゃや花火、CDやDVD、旅行用品、写真や録画関係のものにまで広がった。購買時にCPFの番号を告げ、領収証をもらうこと。支払額の一部が来年四月、車両税や減額や、口座やクレジットカードへの返金の形で戻ってくる。適用はサンパウロ州のみ。返金方法の選択にはインターネットで暗証番号を取る必要がある。