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NHK=「地球アゴラ」の福島さんが取材=「来年は百周年追いかけたい」

ニッケイ新聞 2007年12月7日付け

 世界各国で活躍する日本人の姿を伝えるNHK番組「地球アゴラ」の取材のため、日本の製作会社「アマゾン」からディレクターの福島正人さんが来伯している。
 同番組は、インターネット回線を使って各国の日本人と日本のスタジオを生中継で結ぶ番組で、隔月の日曜日午後九時十分(日本時間)から放送している。
 昨年十二月に笠戸丸移民の六世でサンパウロ市在住の大西エンゾ裕太くんを中心に、日本移民の歴史を紹介したのは記憶に新しい。
 今回は、来年のカーニバルで「沖縄」をテーマにしたサンパウロ市のサンバチーム「プローバ・デ・フォーゴ」で活動する加藤祐司・亜紀さんを中心に取り上げるとともに、沖縄出身の一世や移民の生活に焦点をあてる。
 福島さんは先月二十七日に来伯、今週まで滞在する。一日に行われたサンパウロのサンバチームのテーマ曲発表会や練習などを取材した。サンバに沖縄舞踊の動きを取り入れたり、山車にも沖縄色を出すなど模索しているところだという。「新しい日系人の姿を取材できれば」と福島さんは意気込む。番組は来年一月十三日に放映される見込みだ。
 同番組では「来年にかけて百周年をピックアップしていく予定」だという。福島さんは「カーニバルや記念祭など続けて追っていきたい。来年は大きな年。ぜひ注目させていただきたい」と語った。