ニッケイ新聞 2007年12月8日付け
連邦警察は六日、マノエル・G・バーロス前アラコアス州知事(PTB=ブラジル労働党)と同州議会のセルソ・L・ブランドン前議長、共犯者三十八人を二億レアルの公金横領容疑で身柄を拘束した。
ブランドン前議長と州高官やマセイオ市要人の共犯者らは、カリェイロス前上院議長のライバルである。前議長の報復第一弾が始まったらしい。拘束理由は、殆ど拳銃の不法所持による現行犯であった。
連警の捜査によれば、州政府は州議会予算の半分を幽霊公務員の給与に払った。州議会職員や州政府職員の所得税償還分を、本人に払わず一味が着服。連警は、一味の銀行預金や不動産、乗用車、プラズマTV、宝石などの不正資産を差し押さえた。