ニッケイ新聞 2007年12月11日付け
来年に迫った百周年。沖縄県人会では独自の百周年を挙行するため、各委員会が会合を重ねている。
そこで素朴な疑問が浮かんだ。普段、沖縄県人会を取材に行くと「必ず」と言っていいほど〃ウチナーグチ〃が飛び交っている。
年間行事はもとより、先日の玉城流扇寿会のおさらい会などでも聞かれた。十月に開かれた沖縄産業開発青年隊着伯五十周年の時は慶祝団の一人が「私も半分何を言っているのか分からない」と答えるほどだった。
これらに共通するのは戦後移住者を中心に話者がいる点だ。沖縄本島に限定しても訛りや言葉の違いがあるようだが、基本的に意味が通じないことはないという。
先の慶祝団が述べたようにブラジルには古い言葉がたくさんある。他国の沖縄系コミュニティーに古い言葉が残っているか気になった。 (味)