ニッケイ新聞 2007年12月12日付け
ACAL(リベルダーデ文化福祉協会、池崎博文会長)主催の「第三十九回東洋祭り」が、八、九両日、大阪橋からリベルダーデ駅前広場の地域で開かれ、多くの人で賑わいを見せた。
八日午後二時四十分から大阪橋の鳥居で行われたテープカットには、後藤猛領事、ジェラルド・アルキミン前サンパウロ州知事、クラウリー・サントス・アルベス・ダ・シルバサンパウロ州スポーツ・レジャー・観光長官、ウィリアン・ウー連議、羽藤ジョージ市議など多くの来賓が出席。
南米大神宮による祭り成功祈願の神事に続き、池崎会長、来賓一同でテープカット。続いて鏡割りを行い祭りの成功を祈った。
広場舞台での開会式で池崎会長は「一九六八年から始まった東洋祭りが現在まで続いていることを誇りに思う」とあいさつ。来賓らもそれぞれ祝辞を述べた。
その後は丹下セツ子太鼓道場の演奏や阿波踊り、海を渡って百周年音頭、琉球国祭太鼓などが披露され、広場には多くの人が詰め掛けた。
また、大阪橋の上には両日、日本食や雑貨品などのバラッカが店を構え、駅前の東洋市とあわせ、終日賑わいを見せた。
今年初めて訪れたシガキ・ジュリアーノ・美恵子さん(77、2世)は「昔日本へ出稼ぎとして行っていて、日本の祭りを見て懐かしくなった」と嬉しそうな笑顔で話した。