ニッケイ新聞 2007年12月13日付け
JICA(国際協力機構)ブラジル事務所は十一日、百周年記念協会が主催する三事業に対し、合計五〇〇万円(七万九一九六レアル)の助成金の交付式を行った。
サンパウロ市の百周年協会事務所で小林正博所長は、松尾治百周年執行委員長に書類を渡し、「〇八年度はまた別に助成があると思っています」と続ける意思表示をした。松尾執行委員長は「ありがたい。これを呼び水に企業などからの援助を期待したい」と感謝した。
今回助成の対象となった主催プロジェクトとその金額は、「移民関係貴重資料デジタル化」(責任者=醍醐麻沙夫)に二万四九一五レアル、「移民百周年記念ドキュメンタリー・ビデオ制作」(コーディネーター=呉屋春美)に一万七八三四レアル、「ブラジル日本移民百年史編纂刊行」(編纂委員長=森幸一)に三万六四四六レアルの三件。
この金額が同日に百周年協会の銀行口座に振り込まれた。今後、各委員会からJICAに対し、三カ月ごとに「簡単な進捗状況」を報告することになる。