ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 三首脳、南米大陸横断道路に署名

三首脳、南米大陸横断道路に署名

ニッケイ新聞 2007年12月18日付け

 ルーラ大統領は十六日、ラ・パスでボリビア開発のため七億五千万ドルに上る投資契約に署名した。ボリビア開発は、新たな原油・ガスの試掘と生産、道路建設、教育、麻薬栽培に代わる農業への投資など。
 両国関係は、資源の国有化宣言で外交官の退去まで険悪化したが、また蜜月時代が蘇った。署名式にはチリのバチェレ大統領も出席、ブラジル・ボリビア・チリ経由の南米大陸横断道路の建設合意書に署名した。これが開通すると、ブラジルとボリビアの産物が大量にアジア向け輸出される。
 大陸横断道路は、サントス港とチリのアリカ港を結ぶ。総工費は、五億ドルでアンデス振興基金から融資される。ブラジルの部分は完成済みである。チリ部分が五十キロ、ボリビア部分が六百十一キロにわたって舗装する必要がある。