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メルコスル・イスラエル共同市場を調印

ニッケイ新聞 2007年12月19日付け

 モンテヴィデウで十七日、開催された第三十四回メルコスル首脳会議は議長国ウルグアイのヴァスケス大統領が「メルコスル会議は、お祭りではない」と表明したことで、険しい空気が漂っていた。
 最需要課題は、メルコスル・イスラエルの通商条約の調印である。メルコスルとしては、初めての域外との市場解放だ。双方が得意とする農産物は、ゼロ関税で取引される。
 イスラエルの加盟に反対していたベネズエラは、ブラジル議会が加盟を承認しないので発言権が与えられなかった。余談としては、ウルグアイとパラグアイの伯亜両国に対する不満を聞くことのようだ。
 通例の晩餐会は、亜ウ国境のウルグアイ川岸に建設されたパルプ工場を巡る確執で中止となった。亜国のクリスチナ新大統領とウ国のヴァスケス大統領との対決を避けるためという。