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百周年・交流年=首都、サンパウロ市で開幕イベント=コンサート、経済シンポも

ニッケイ新聞 2007年12月19日付け

 あと十日ほどで、いよいよブラジル日本移民百周年・日伯交流年が始まる。幕開けとなる一月には、ブラジリア、サンパウロでのオープニングセレモニーに加え、サンパウロでは日伯両国の演奏者による開幕記念コンサートを開催。サンパウロ市では十六日に日伯経済シンポジウム、十二、十三日には読売新聞社主催の第三十二回棋聖戦第一局が行われるなど、盛りだくさんの内容だ。
 移民百周年・交流年のオープニングセレモニーは、十五日にサンパウロで総領事館が主催、十七日にはブラジリアでブラジル外務省による公式セレモニーが予定されている。
 サンパウロ総領事館は十六日午後八時半からイビラプエラ公園講堂で、百周年・交流年開幕記念コンサートを開催する。日本からは三人の女性和楽器演奏家からなる「Rin」と三味線奏者の上妻宏光さん、ブラジルからはYamandu Costa、Hamilton de Holandaの二人が出演する。
 さらに同日午前九時からは、サンパウロ市内で「日伯経済シンポジウム~交流100年、次の100年を見据えて」が開かれる。日本経済新聞社、オ・エスタード・デ・サンパウロ、ブラジル日本商工会議所が共催するもので、入場無料。
 当日はアルマンド・モンテイロブラジル工業連盟会長、日本の経済評論家、田中直毅氏が基調講演を行うほか、日伯経済関係者によるパネルディスカッションなどが予定されている。日本側は槍田松瑩(三井物産社長)、伊沢正(ジェトロ副理事長)、堀坂浩太郎(上智大学教授)、ブラジル側はルイス・フェルナンド・フルラン(前開発相)、ロベルト・ロドリゲス(前農相)、ロベルト・ジアネッチ・ダ・フォンセカ(サンパウロ州工業連盟理事)が参加する予定。