ニッケイ新聞 2007年12月20日付け
メルコスル首脳会議に出席したルーラ大統領は十八日、「メルコスルが頓挫しているのは、加盟国が悪いのであって米国の責任ではない」と述べ、出席者一同の反発を受けた。
しかし、加盟各国とベネズエラのチャベス大統領、ボリビアのモラレス大統領の米国非難が相次ぎ、ルーラ発言は隅に封じ込められた。隷属するときだけ米政府は友好国扱いだが、意に添わなければ内政干渉を行うと亜大統領が述べた。
懸念されたウルグアイとアルゼンチンの応報はなく、両首脳は和気あいあいと談笑した。メルコスル議長国ウルグアイの大統領は、信念と意欲、情熱に溢れる亜新大統領へ議長国をバトンタッチすることを光栄に思うと挨拶した。