ニッケイ新聞 2007年12月20日付け
サンパウロ州オザスコ市で十七日早朝、二人組の強盗が一家四人と女中を人質にして家に篭城する事件が発生した。犯人らは要求通り弁護士と犯人の妻が到着したことで、五時間後に投降し一件落着となった。人質らに怪我はなかった。
事件は、同市ジャルジン・ヴェローゾ区の事業家の家で発生した。二人組の強盗は早朝に事業家の隣家に狙いをつけ侵入を図ったが、五歳と十一歳の子供が家を開けることを拒否したため失敗した。
二人組は同時刻に事業家の家族と女中が外出しようとするのを目撃し、目標を変えて強盗へ早や変わりした。まんまと屋内に侵入し、金品を強奪して逃走しようとした。しかし、隣家の子供が父親に連絡、父親が警察へ通報したため警官の急行となった。
逃げ場を失った二人組は、屋内に戻り家族らを人質として篭城し五時間後投降した。