ニッケイ新聞 2007年12月20日付け
JICA日本語教師本邦研修OB会(宮崎高子会長)は日本語教育研究の論文の募集を行っている。
日本語教育研究に関する懸賞論文は、九四、五年、橘富士雄ブラジル日本語センター元理事長の時代に、同センターが主催して実施。理事長の個人負担で、一位から三位までの総額三千ドルの賞金を用意して行われたが、二回だけの開催に留まった。
〇六年三月には同センターの総会で話が持ち上がったが、一年以上経過した状態になっている。
今回、「少しでも多くの人に勉強の場が必要」との考えから、奨励金付き日本語教育研究論文の再開を決定した。費用の面から奨励金を外すことも考えられたが、参加者のやる気にもなるようにと奨励金は付けることにしている。
現在のところ費用が集まっていないので、奨励金に対しての寄付も呼びかけている。
宮崎会長は「教師としての仕事が多忙なため勉強する人が少なく、いても隠れている気がする。一人でも多くの人に参加してほしい」と呼びかけた。
審査員は土居エルザ・カンピーナス大学教授、栗原章子日伯文化連盟主任講師、中田みちよ同上級講座講師の三人が務める。
応募締め切りは当初一月九日と決めていたが、少しでも多くの人が参加できるようにと一月二十四日まで期限を伸ばした。詳細等問い合わせは(11・3742・6909)まで。