ニッケイ新聞 2007年12月21日付け
ブラジル地理統計院(IBGE)は十九日、都市別のGDP(都市総生産)を発表した。内容を見るとサンパウロ市やリオデジャネイロ市、ブラジリア、クルチーバ市、ベロ・オリゾンテ市の五都市にGDPが集中し、全GDPの四分の一を生産している。
GDPの低ランク五位では、四都市がピアウイ州にある。その一つは、全GDPの〇・〇〇一%しか生産しない。さらに全GDPの五〇%を五十一都市が生産し、一〇%を五千五百六十四都市が生産する。貧しさから見ると、千三百三十八都市が全GDPの一%を生産している。
しかし、都市によってはサンパウロ市の発展振りに倣い町起しに賭け、新しい産業と技術開発に取り組んでいる都市もある。サンパウロ市は前年比三・二%で、リオは一・一%で毎年成長している。