好調だったクリスマス商戦=所得やクレジット拡大で過熱
ニッケイ新聞 2007年12月28日付け
二十二日、二十三日付けエスタード紙にクリスマスの売れ筋商品の情報が出ていたが、サンパウロ商業会(ACSP)などが発表したクリスマス商戦の統括は消費者の購買力向上、底上げと、高品質志向の高まりを裏付けた。
二十七日付け伯字紙によれば、今年のクリスマスの売上げは、分割払いが前年同月比七・七%、現金払いが同八・一%、平均では七・九%伸び、過去一〇年で最高の伸び率だという。
特に売上げを伸ばしたのは、プラズマテレビや液晶テレビ、ノートブックを含むコンピューターなどの電気・電子機器と、白物と呼ばれるフォゴンや冷蔵庫(各二〇%)、衣料品(一八%)で、携帯電話やデジタルカメラも一〇%と一二%の伸び。子供用のプレゼントも、携帯電話、MP3、MP4といった電子機器類や、センサーで子供の動きを捉えてかくれんぼしたり、簡単な文を話したりといったハイテク玩具の売上げが伸びたという。
また、クリスマス直前の週末の買い物は、平均九・九%、サンパウロ市では一二・八%増えたという。(二十三日付けアゴーラ紙は、サンパウロ市25・デ・マルソでの二十二日の人出は一〇〇万人、店に入るのに四〇分といった数字を報じていた。)
この売上げの伸びは、クレジットカードの普及、金利低下と返済期間の長期化、雇用と所得の拡大、ドル安による輸入品の価格低下、一三ヶ月給支払いといった様々な要因に裏付けられている。また、二十七日付け伯字紙が、十二月の消費者信頼感指数(ICC)が二〇〇五年来最高と報じているが、クレジットも含めた分割払いは、今後に対する不安があれば手を出せないもので、現状や今後に対する消費者の不安が少なくなっているといえる。また、C、Dクラス消費者の購買力の高まりを指摘するショッピングセンターもある。
ただし、この好調が来年も続くかについては見方も分かれており、来年も景気は過熱した状態が続くという観測とともに、食料品を中心とした物価の再燃、海外の経済不安の影響、ローンの支払い不能といった不安材料を挙げる人もいる。