ニッケイ新聞 2007年12月28日付け
今月Veja誌が四十ページにわたる日本移民特集を組んで話題になったが、日本でも「経済界」が新年号で「世界に駆け上がるブラジルと活躍する日系企業」の題でブラジルを特集した。「共有財産の〃日系コミュニティー〃を核に、高度な協力関係を築きたい」と題したセルソ・アモリン外相へのインタビューほか、エタノール、石油などブラジル国内の大企業、日系・日伯合弁企業などを三十ページにわたって紹介。百周年協会の松尾治執行委員長も取材に応じて、百周年を機とした日ブラジル人材交流、橋渡しとしての日系人の重要性を説いている。こうした特集記事、来年もまだまだ出てくるか?
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去る十六日に、アクリマソン公園などサンパウロ市内公園の三ヵ所で行われた日本文化紹介イベント「3×JAPAO」(百周年協会青年部主催)。広報が行き届いてなかったために、見学していた人たちは公園でジョギングしたり、たまたま遊びに来ている人たち。不思議なものを見る目で見ている人たちがほとんどだった。百周年のPRを謳った同イベント。その広報が行き届かないのは皮肉な話。