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百周年記念し、桜を植樹=首都、リオに4百本=上田雅三判事の肝煎りで

ニッケイ新聞 2007年12月28日付け

 ブラジル日本移民百周年を記念した桜四百本の植樹が行なわれるにあたり、首都ブラジリアの連邦最高裁判所の敷地内で記念プラッカの除幕式が十八日にあった。ラファエル・デ・バーロス・モンテイロ・フィーリョ同裁判所長官、小松パウロ陸軍中将ら、約六十人の関係者が出席、両国の友好・発展を祈った。
 〇六年に日系として初めて連邦高等裁判所の判事に就任した上田雅三氏が中心となり、記念植樹を呼びかけ。カンポス・ド・ジョルドンなど桜で有名な地域かからの苗の寄付を募った。
 文協はこれに応え、国士舘の桜の苗百本を十月二十六日に寄贈している。
 合わせて四百本の苗がブラジリアの大統領官邸(Palacio de Alvorada)など各官公庁のほか、大学や寺院、リオの州政府官邸などにも植樹されるという。
 式に参加した松尾治百周年執行委員長は、「出席者らも来年の日本移民百周年のことを認識しており、大変いい雰囲気だった」と感想を話した。