ニッケイ新聞 2008年1月5日付け
〇八年の新年特集号で紹介したブラジル各地の鳥居。その一つとして紹介した北パラナのアサイ市を年末年始、訪れた。青空の下、大豆、さとうきび、トウモロコシ畑の碧が延々と続く大地の中に、街は小さくあった。
この街の入り口には凱旋門型の大きな鳥居があった(新年号で紹介済み)。この度実際に同地に足を運んでみると、更に市内の池田公園内に三つの小さな鳥居、また同市文化連合会の会館入り口にも一つ鳥居があることがわかった。
こうした事例のように、新年号で紹介した十基の鳥居は、全体からみればごく一部のはずだ。百周年にちなんで日本庭園とともに鳥居の建設が検討されている所も多いと聞く。同市のような小さな鳥居なども細かく数えあげることができれば、〃鳥居大国〃のごとく、全伯で百近くの鳥居があると思うのだが、どうだろうか。(泰)