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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年1月8日付け

 食べものが傷みやすい季節である。
 アクリマソンのフェイラに、卵を買うならここにしよう、と決めている店がある。日系二世夫婦が、非日系人のアジュダンテ一人とやっている。主人は「正月早々、仕入れがうまくできなかった」(だから、きょうのは、いつもより鮮度が落ちている)と、はっきり告げてくれる。これは、なかなかできないことで、大抵は黙って、あるいは偽って、売ろうとする。
 昨年、日本の食品業界では、賞味期限の改ざんなど、商業モラルが問われる事件がたくさん発生した。わが、東洋人街の食料品店はどうか。売れ残りそうな寿司類を、夕刻二五~五〇%くらい割り引いて売ろうとするのは、良心的な?ほうか。翌日、期限を張り替えられたりしたら目もあてられない。
 客側も「見る目」が問われる。(神)