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穀類の収穫新記録=IBGEが今年の予想発表

ニッケイ新聞 2008年1月10日付け

 ブラジル地理統計院(IBGE)が八日、今年の穀物類収穫予想量が空前の新記録になると発表した。農家の営農資金整備、市場価格の有利な動向、天候の良さなどが反映するためと指摘している。それによると、今年の予想は一億三千五百八十万トンで、二〇〇七年度期の一億三千三百万トン(これも新記録)を二%上回る。
 ブラジルの主要農産物である大豆(四二・八%)は、二〇〇七年と横ばい数字の五千八百二十万トンに落ち着くものと見て関係者は手放しで喜んでいる。
 トウモロコシは三千八百万トン、昨年の四・七%増が予想されている。トウモロコシは、米国でエタノール生産に使用されていることから飼料などの需要に供給限度があり、増産に走る農家が増えている。