ニッケイ新聞 2008年1月12日付け
マット・グロッソ州に二〇〇八年、大型農業投資が予定されておりアグリビジネスに六十億レアルが投入される見込みとなった。ノーヴァ・ムトゥ市のブンゲ・アリメントスの新工場落成式で同州のマジ知事が明らかにした。それによると大企業がダイナミックな投資を企画しており、同州としては大手を広げて歓迎しているという。
穀類と綿花の大生産地である同州は、これまでサジアやペルジゴンの大手企業の投資を受けた。しかし、二〇〇五年から二〇〇六年にかけての不作で足踏みをした。それがここにきて世界的需要の持ち直しで、特に大豆が注目され同州は活況を呈してきた。
同州知事によると、ブンゲ・グループの他に二企業が六億レアルの投資を検討中であることで、他企業との兼ね合いも考慮する必要があると語った。