ニッケイ新聞 2008年1月12日付け
【静岡新聞】在名古屋ブラジル総領事館のムジ・ジェラルド総領事が昨年十二月二十一日、浜松市役所を訪れ、東海2008日伯交流年事業実行委員会が県内で計画している「日本ブラジル交流フェスタ」への協力を鈴木康友市長に要請した。時期や場所は未定だが、「二、三万人が集まる可能性がある」として、委員会の希望として浜名湖ガーデンパークやエコパを候補地に挙げた。
総領事に同行した実行委員長の田中アルシーデス・ヒデオ豊橋ブラジル協会長によると、ブラジル人が一番多い浜松周辺が候補地で、ブラジル人歌手のコンサートを中心にしたフェスティバルにしたいという。資金集めが課題で、開催は企業や行政の協力次第という面もあるが、「何とか実現したい」としている。
ムジ総領事は「笠戸丸がブラジルへ向け百年前に出港した神戸でも来年は記念イベントが開かれる」と紹介し、東海地域での記念イベント開催にも理解を求めた。鈴木市長は「浜松として協力できることはしたい」と答えた。