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東西南北

ニッケイ新聞 2008年1月15日付け

 サンパウロ市では昨日から車のナンバープレートによる乗入れ規制再開。ここ六カ月ほどは、ナンバープレートによる乗り入れ規制違反については、適切な案内がされていないという理由で、州交通審議会が自動的に無効としていたらしい。サンパウロ市の交通技術公社と州の交通審議会が話合うという一方、交通技術公社は一四八カ所でチェックするという。ルールには従っておくほうが無難。
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 リオ市のジャカレジーニョで十日に行われた麻薬販売組織の摘発で、母親と一緒に家に帰ろうとしていた三歳の男児が死亡。父親も二年前に銃弾に倒れたという子供が、再び銃の被害にあったことが母親の悲しみを倍増させた。葬儀は十二日に行われたが、多くの女性が棺を取り囲み、嘆いている写真が涙を誘う。三カ所の摘発作戦で十人が死んだという。
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 黄熱病の患者がまた確認され、疑いのある患者が死亡したという具合に、国民の不安が高まる中、保健相は、流行にいたる状態ではないから冷静にと呼びかけた。皆が予防接種にと走り、短期間で、通常なら二年分の薬が使われたという。最後に接種を受けてから一〇年経っておらず、再接種の必要の無い人まで予防接種を受けに走ったというが、最後の接種から一〇年を過ぎた場合、危険地域と指定された場所に在住または旅行する時には接種が必要。旅行の一〇日以上前に接種を。
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 交通渋滞や断水で泣いた海岸地域が今度は大雨で混乱。十三日にサンパウロ州のペルイベ、イタニャエン、モンガグアなどで浸水、土砂崩れが起きた他、州道でも何カ所か、土砂崩れによる通行規制等がなされた。降ってほしい所にだけ降れと言うのは無理らしい。