「年頭の誓い」(1)=成功する秘訣はこれだ=できないことはしない
ニッケイ新聞 2008年1月16日付け
誰でも年頭の誓いをたてるが、五〇%は三カ月以内に中断するという調査結果がある。殆どは本人の意欲が、薄弱で周囲の傾向に同調したのだ。誓いを立てそうな十種目を選んで忠告すると、次のようだ。
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フィットネス・クラブ入会=自分の趣味にあったものを探す。数軒を無料体験で回って見る。異性で気の合ったペアに、出会えるよう心がける。関係企業提供の特権を利用する。
他人に比べて自分の体格が、貧弱とか劣等感を感じる雰囲気は避ける。飽くまで自分のためであって、他人に自分の優るところを見せる考えは捨てる。
時々顔を出すようなことなら、何の効果もないから初めから行かない。時間がないとか忙しいは言い訳で、何をやっても中途半端な人間だと自分から宣言しているようなもの。
経済的に余裕がないなら無理してフィットネスへ行かないで、無料のジョッキングをする。起業家精神があるなら、自宅を開放して資金の許す範囲で格安なフィットネス・クラブを開業する。自分も楽しみながら、実益もある。
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痩せる=痩せたい重大な理由を掲げる。高給を取る新夫と再婚したい。ハンサムなツバメと同棲したい。ビキニが似合う肢体になりたい。顔に自信がないから、体で勝負をしたい。
カネを掛けないで痩せたいなら、メトロの階段を一段置きに上る。下りるときはエスカレーターで降り、また階段を上る。毎日一時間行うと、一カ月でお腹のぜい肉はなくなる。
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借金を決済=IBGEの統計によれば、ブラジル人世帯の八五%が、給料日が近づくと金欠病になる。何とかなるなら、金利の高いほうから決済する。
レストランへ入り、他人の食べ残しから手をつけてない部分を自分の皿に取り食べる。これだけの度胸と強い個性があれば、借金など無縁になれる。
カネを貸すか借りるかは、生活水準を落とせるか落とせないかにある。後者にいくら説教をしても、無駄だ。実の娘を売りとばしても、女房を他人に賃貸しても平気な人間は、野垂れ死にするしかない。
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本を読む=売れる本と読まれる本は、別物。居間や書斎に整然と並ぶ書籍は飾り物で、読む本ではない。読書の習慣がない者は、本を読んでも無駄。何故読みたいのか、動機をハッキリすることが先決。
自分の求めるモノが明白となったら、その本がどこにあるか探す。本が入る位のポケットがついた服かカバンを持ち歩き、待ち時間や空き時間を利用する。感銘を受けた本は、他人に貸さない。本をいじめる。
印象の強い初回に読むとき、感じたことや発見したことを欄外に書く。時間ができて二回目熟読するときは、情熱が冷め初回の感激はないし深読みもできない。初回が重要だ。
読書は孤独を愛する人の特権。孤独が嫌いで友達と騒ぐのが楽しい人は、読書なんて無縁である。