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東西南北

ニッケイ新聞 2008年1月17日付け

 このところ夏の雨が続いているが、大サンパウロ市圏では十五日、オザスコやバルエリならびに市内三地区でひょうが降った他、市内二四カ所で浸水などの被害が出た。市内北部のノッサ・セニョーラ・ド・オー大通りでは十分ほどで水が溢れてきたといい、繰り返して洪水が起きている地域もある。
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 大雨と言うならば、先日大きな被害の出た海岸地域。ペルイベでは、家に流れ込んだ泥を洗い流したくても水が出ないなど、自宅に帰りたくても帰れないという人が続出。家の中に泥や動物の死骸のほか、ゴキブリや生きた魚までいたという家もあるとか。家具や電化製品もだめになったりと、これからが大変だが、破傷風の予防接種を受けてない人は予防接種をとの勧告も出された。
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 強盗事件防止などの目的でのバイクの二人乗り禁止案がリオ市やサンパウロ市で取り上げられているが、サンパウロ市は二月十一日から、マルジナル・チエテとピニェイロスの双方で、高速部分(アウトバーン)のバイクでの通行を禁ずることにした。ただし、カステロ・ブランコからインテルラゴスまでは例外。両マルジナルでの事故は高速部分での方が多いために取られる処置だが、バイクの利用者たちは、苦情たらたら。バイク専用車線を作ればいいのにとの声もあるが、市当局は、マルジナルではなく、23・デ・マイオ大通りのトゥットイア~ペドローゾ橋間で二十一日から二十五日にかけ、十時~十六時の時間限定でバイク専用車線の導入テストを行う。
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 十二月二十七日付け本欄で、サンパウロ市内電話番号の一部変更のお知らせを流したが、最初の四桁が六で始まる番号の方は確認を。二月以降の変更は追ってお知らせします。