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サンパウロに空輸される=雪だるまの製作始まる=北海道安平町

ニッケイ新聞 2008年1月17日付け

 【北海道新聞=安平】日本からブラジルへの移民百周年を記念して、同国最大の都市サンパウロに巨大雪だるまを送る計画を進める胆振管内安平町の有志プロジェクトチーム(真保生紀(しんぼせいき)代表、九人)は十六日午前、同町の追分中学校校庭で雪だるまの製作を開始した。
 雪だるまは高さ二メートル、幅一・四メートル、重さ一トンで、同町の早来雪だるま郵便局が手がけるゆうパック(郵便小包)用の雪だるまよりはるかに大きい。
 午前九時の気温が氷点下十度ほどに冷え込む中、メンバーら十五人が約二時間で、頭部と胴体部分となる二つの木枠に水を含ませた新雪を入れ、踏み固めた。
 雪だるまは十七日に木枠を外し、角を削って頭と胴体の形を整えた後、再度木枠に入れ、十八日に新千歳空港から発送する。サンパウロでは二月十日に市街地にあるブラジル北海道協会会館前に設置し、日系はじめ多くの市民に見てもらう。