ニッケイ新聞 2008年1月18日付け
サンパウロ市北部マンダキー区で十六日午前、北部パトロール指揮隊長の軍警大佐が何者かによって射殺される事件が発生した。
同大佐はパトロール隊だが殺人捜査課に配属されたことで、北部方面で発生した集団虐殺事件(リンチ事件)を捜査担当していた。この虐殺事件に多数の軍警が関与したとされ、背後関係を捜査する同大佐に横やりを入れるのが目的だとも思われている。
目撃者の話を総合すると、犯人はバイクで逃走したが、警官の感じであったと証言している。同大佐はこの日から、有給休暇で午前中に自転車で散歩していたところを銃弾五発を浴びせられ死亡した。