ニッケイ新聞 2008年1月19日付け
ついに百周年に入り、今週だけでも政府レベルの大きな行事が続いた。
カサビサンパウロ市長は開幕式典で、日本移民に対し、「来てくれてありがとう」と最高の賛辞を送った。
聖総領事館主催の「日伯伝統音楽の夕べ」では、三味線奏者の上妻宏光、ヤマンドゥ・コスタら両国のミュージシャンが音の鍔迫り合いを演じ、日伯融合を象徴する素晴らしい公演となった。
一方、ブラジリアでは、ルーラ大統領が式典に出席、各地コロニアからも多くが駆けつけたのだが、残念なことに大統領の発言は一切なし。
関係者に聞くと、原稿も用意し、スピーチの予定があったようだが、急遽大統領自身がキャンセルしたという。キューバ帰りで疲れ気味だったか、残念だ。若き日に日系洗濯屋で働いていたおりのエピソードを期待していたのだが…。(剛)