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バイク専用車線を設置=渋滞緩和に至らず=週末まで試験期間で実施

ニッケイ新聞 2008年1月23日付け

 サンパウロ市主要幹線道路の一つである23・デ・マイオ大通りで二十一日から二十七日までの期限でバイク専用車線が試験的に設置された。実施は午前十時から午後四時までの時間帯で、トトイア陸橋からペドローゾ陸橋までの二・九キロ区間を上下車線の外側一車線ずつを、バイクの専用車線にした。
 バイク専用車線の設置は、これまで五車線あったのを一車線ずつ(都心向けと郊外向け)としたもので、規制用のコーンで車両乗り入れ規制を施した。コーンで規制された専用車線の影響で規制区間の前後数キロが渋滞に落ち込むオマケがついた。
 前もって予告がなく規制を知らなかった乗用車の運転手が多く、立ち並ぶコーンを押し倒すものもあり、規制は徹底されていなかった。カサビサンパウロ市長によるとバイク専用車線で一時間当り二千台のバイクが交通安全や渋滞解消の恩典に浴すると見ている。
 バイク専用車線はスマレー大通りに次ぐ第二弾で、市当局は二十七日までの試験期間の結果を見て、延長あるいは専用車線の最終設置を決定するとした。