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再び「お宝鑑定団」が来る=100周年記念、サンパウロ市で大会=秘蔵品持って応募を=テレビ東京系の番組=対象は焼き物、掛け軸など

ニッケイ新聞 2008年1月23日付け

 面白い人で、魅力的なエピソードやお宝を持っている人はいませんか?――。ブラジル移民百周年を記念して、自慢のお宝を専門家に鑑定してもらい、評価額を決めてもらうバラエティー番組「開運!何でも鑑定団」が今年、サンパウロで「出張!鑑定大会」(テレビ東京系)をおこなうことが決まった。現在、番組制作関係者が鑑定依頼人を募集している。収録は六月から八月、オンエアは九月ごろ。秋(日本)の二時間スペシャルとして放映される予定だ。サンパウロでの収録は九六年以来二度目。
 同番組は一九九四年に放送を開始。高価と信じ、思い入れたっぷりに大切にしているお宝が鑑定の結果、安価と判明したり、家族がガラクタと思っていたものが思わぬ高額品に鑑定されるなどの意外性が人気。石坂浩二さん、島田紳介さんが司会。日本や世界各地で行われる出張鑑定では地域にちなんだお宝が登場し、視聴者を楽しませてくれる。鑑定ブームや骨董ブームの火付け役にもなった。
 今回、製作協力を受けている南米通信社の尾和義三郎代表によれば、一九九六年におけるサンパウロ出張鑑定では、リベルダーデ広場に特設ステージを設置して開催。日本刀などが鑑定に出されたが、高価なものはなく、芳しい結果ではなかったという。
 今回は移民百周年の記念すべき年でもあり、〃本物の〃お宝を期待しているという。「著名な日系画家の絵画や日本の壺、掛け軸、日本刀、その他なんでも自慢のお宝があれば名乗り出て欲しい」と尾和代表は呼びかけている。
 出品作品によって、二~三人の鑑定士が来伯する予定。鑑定会場は今のところ未定だが、サンパウロ市内で実施する。
 【依頼人の条件】
(一)魅力的なお宝を持っている。
(二)掛け軸や焼き物など日本の骨董品が良い。ただし西洋アンテーク・おもちゃなども可。
(三)日本語が話せること。片言でも日本語が話せることが重要。
(四)まったく日本語がわからない非日系人でも、特に面白いエピソードやお宝がある場合は通訳を入れての収録もありえる。
(五)十九歳以上。
 【申し込み先】
 お宝の写真やエピソード、名前、連絡場所などを下記のところに送付すること。
 南米通信社(America do Sul Producoes Documentario Ltd.)。住所=Av. Paulista 509 11And. conj.1104  Sao Paulo CEP01311-910。電話=(11・3288・6141/3284・3599)。ファックス=(11・3251・2065)。Eメール=nambei@globo.com。担当者名=関屋八重子(せきややえこ)。受付時間=(月~金の午前十時から午後六時まで)。