ニッケイ新聞 2008年1月24日付け
ペトロブラス石油公団(PB)は二十二日、新たなガス田「ジュピテル」発見で同地域での試掘がほぼ的中することを明かにした。埋蔵量は明かさないが、ブラジルの需要を賄うに充分な量という。但しガスが市販されるのは、二〇一四年の見込みだ。
同地域での試掘は、ほぼ全員手応えを感じているため外れるリスクが少ないらしい。トゥッピー鉱床の朗報に続き、近くのカリオッカ鉱床やジュピテル鉱床でも試掘成功に沸いている。
ペトロブラスは新ガス田の発見が、これからの対ボリビア・ガス供給交渉の価格調整で有利に展開すると見ている。一斉に下げている公開株のうちペトロブラス株は、新田の発見で上昇が見込まれる。