ニッケイ新聞 2008年1月24日付け
〔共同〕来年の歌会始の題が「生(せい)」と決まり、宮内庁は十六日、応募要領を発表した。応募は未発表の歌を一人一首で「生」の字を使うことが条件。「生」の文字を使っていれば「一生」のように「しょう」と読んでも「生(い)きる」「生(う)む」「生(お)う」などと訓読みしても構わない。
習字用の半紙を横にし、右半分に題と歌、左半分に郵便番号、住所、電話番号、氏名、生年月日、職業を記載。氏名は本名に振り仮名を付け、無職の場合は元の職業があればそれを書く。「主婦」でも可。
自筆、毛筆、縦書きが原則だが、病気や障害で不可能なら代筆やパソコン使用も構わない。その際は理由と代筆者の住所、氏名を別紙で添える。視覚障害者は点字でもよく、海外からの応募なら半紙や毛筆でなくてもよい。
半紙は必要事項を書いた面を外側にして二つ折りに封筒へ入れ郵送する。半紙をさらに折ってもよい。あて先は郵便番号100―8111、宮内庁。封筒の表に「詠進歌」と書く。九月三十日の消印まで有効。宮内庁ホームページでも紹介している。