ニッケイ新聞 2008年1月25日付け
一月二十五日は、サンパウロ市民にとっては四五四回目の市制記念日で、休日となる。ちょうど金曜日にあたるため、奥地や海岸へと旅行する人々も多いが、サンパウロ市の名所を巡ったりして、歴史に思いをはせたりする人もおり、特別行事などの計画もある。
市役所のサイトでは、サンパウロ市文化センターや青年文化センター、市立劇場などのプログラムを紹介している。主なものを挙げると
・サンパウロ市文化センター(CCSP)では、レクレーション、音楽、映画など。レクレーションは十一時から十六時までで、申込み不要、年齢制限なし。映画は「新しい町」十六時、「サンパウロへようこそ」十八時、「銀河」二十時の三本。入場無料だが、一時間前に入場券を受取る必要あり。場所はRua Vergueiro,1000(地下鉄Verugueiro下車すぐ)
・青年文化センター(CCJ)では、十七時から、リングア・デ・トゥロッポによる詩や音楽、映像によるパフォーマンス。入場券は一時間前に受取りを。場所はAV. Deputado Emilio Carlos,3641 Vila Nova Cachoeirinha
・イピランガの独立公園では、十五時からジョージ・ベン・ジョーらを迎えての音楽ショー。
・ピニェイロス・スポーツ・クラブではRua Tucuma,142の本部で、二十五日から二十八日まで五人の画家の水彩画展。
・サンパウロ市立劇場では二十五日十一時から市の交響楽団のコンサート。カール・オルフのカルミナ・ブラナ上演。二十六日は十七時からバレーの公演。二十七日十一時からはチャイコフスキーの曲などのコンサート。
・地下鉄アンニャンガバウそばの広場では音楽ショー、手芸などのコーナー、劇などの他、所得証明を持参すれば、ドクメントの再発行を無料で行ってくれる。
・サンパウロ市市場では二十四日から二十七日まで、音楽家のショーなど。詳細は(11)5505―7797へ。
・バネスパビルとして知られるアルチノ・アランテスビルでは十二時半からジャイール・ロドリゲスとヴィルジニアのショー。ロービーでは二月七日までエヴェリー・バレスの展示会。展望台は、今月一杯、十時から十七時まで開放される。
以上はみな、無料で参加できるプログラム。ここには記載しきれないが、ほかにも、モオッカ区の移民記念館(Rua Visconde de Paranaiba,1316 電話11-6692-1866、十時から十七時まで、入場料四レアル、月曜休み)ほかで特別なプログラムが組まれている。
サンパウロ市市場まで行った人は近くの旧サンパウロ市役所であったパラシオ・ダス・インドゥストリアスを尋ねてみるなど名所めぐりも趣向ある過ごし方の一つ。