ニッケイ新聞 2008年1月25日付け
【静岡新聞】ブラジルサンパウロ市の知的障害者援護施設「希望の家」から昨年四月に来日し、浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大をはじめ聖隷学園の各種福祉施設で研修を続けてきた日系ブラジル人研修生の「研修報告会およびお別れ会」が十六日、同大で開かれた。
研修を終了したのは、心理療法士の内村・ベアトリス・みえさんと理学療法士の竹中・サンドラ・ちえみさんの二人。二十六日に帰国し、日本で得た知識、経験をブラジルの医療現場で生かしていく。
報告会では、同大の小島操子学長が二人に修了証を授与。二人は「ブラジルにも日本のショートステイサービスを取り入れたい」「希望の家にもリハビリセンターを作る計画がある。日本での研修がきっと生きるはず」とあいさつした。
同学園と希望の家の交流は三十年以上続き、今回初めて研修生を受け入れた。日本からも、同大の学生が三週間のブラジル実習を行っている。