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芸能祭の選考会3月に=「練習の成果披露して」

ニッケイ新聞 2008年1月25日付け

 百周年の日本文化週間の一環として、今年は特別にサンパウロ市アニェンビー大講堂で六月十五日に開催される第四十三回芸能祭(ブラジル日本文化福祉協会主催)。その選考会が三月二日正午から文協で行われるにあたり、芸能委員会では参加者・団体を募集している。
 頃末アンドレ芸能委員長は「今回は場所の変更もあって、ブラジルのマスコミからも大きく注目されると予想されます。ぜひ例年以上のご参加を」と呼びかけている。
 例年は二日がかりで文協大講堂で行われるが、今年は場所を変えて一日に「凝縮する」という。その代わりに、午前九時から午後九時頃までに延ばした。楠本留巳副委員長は「時間的にはほぼ同じなので、変わらない人数の公演ができます」という。
 パルケ・アニェンビーのサイトによれば、アニェンビー大講堂の客席数は二千五百五十二人収容と文協の二倍以上あり、舞台の総面積は五百十二平米で三百五十人が上がれる大きさ。「少ない人数や子供の時の舞台の使い方を検討しています」と楠本副委員長。
 六月の本番に向け、すでに指導者や以前の入選者には招待状が送られているが、それ以外の人が芸能祭の舞台に立つには、三月の選考会で十人(組)に選ばれる必要がある。具体的には大人個人の部五位までと努力賞、奨励賞、および幼年部(12歳まで)の三位まで、団体の三位まで。
 審査員は日本舞踊の指導者五人、芸能委員四人、コロニア三団体代表、領事館の十三人。
 選考会の申し込みは二月十五日まで文協事務局(11・3208・1755)で受け付けている。
 頃末委員長は「ぜひとも一年の成果を披露して、アニャンビーに一人でも多く行ってほしいです」と呼びかけた。
 なお、六月の日本文化週間全体を運営しているのは百周年記念協会。芸能委員会では会場への交通機関などについて、最寄りのメトロ・チエテ駅からの往復バスだけでなく、高齢者への配慮としてリベルダーデからもバスを出すように要請していくという。