ニッケイ新聞 2008年1月31日付け
米国が遺伝子組換えで誕生した牛やその子孫の肉を食用とすることは問題ないと遺伝子組換え賛成の方向に動いたことは記憶に新しいが、ブラジル内では遺伝子組換え食品の安全については意見が別れている。
三十日エスタード紙によると、国家バイオ保全審議会は、遺伝子組換えトウモロコシの種子の自由化についての判断を先送りした。
遺伝子組換えトウモロコシについては、国家バイオ保全技術委員会(CTNBio)が安全と判断した一方、国家サニタリー監督庁(Anvisa)と国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)が安全性に疑問ありとしている。