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東西南北

ニッケイ新聞 2008年1月31日付け

 本日の記事二つをつなぐ内容だが、アマゾンの森林乱伐でブラックリストに載せられた三六の自治体中二三市が、全伯の十万人当りの殺人被害者リストで上位一〇%に入っている。自分の利益のためには人の命を奪い、自然を破壊しても痛みを感じないのだろうか。伯字紙には州政府などの公的な力が及んでいないからだとの説明があるが、奴隷労働なども含めた違法な経済活動が二つの世界の裏をつないでいる数字と言えそう。
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 昨日の記事で閣僚が公費での払い出し用カードを私用に使い、国庫庁の調査対象となったと報じたが、スポーツ相と水産相のふたりも新たにも調査対象となった。公私混同がもとで公職追放となることも多い。政治家に清水に住めというのは難しいかも。
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 サンパウロ州グアルジャ市で二十九日未明、三人の青年が射殺された。警察によると、夜中の一時ごろ名前を呼ばれた被害者の一人が扉を開けたところ、三人の男が屋内に入ってきて、庭で十八歳の恋人二人と十六歳の青年の三人を射殺。犯人らは覆面を被っており、自転車で逃げた。被害者の一人は麻薬の密売人からの脅迫を受けていたという。
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 ブラジルも色々な事件が起きるが、ヴェネズエラで銀行強盗が店内の客を人質に二八時間の立てこもり。事件は二十八日の十時ごろ、カラカスから一七〇キロ離れた町の銀行に四人の強盗が侵入し、三〇人以上が人質とされた。犯人らは、現地の州知事と交渉。二十九日午前、手配された車に五人の人質と共に乗り込んで逃げた犯人たちはおよそ二時間後に逮捕。五人の人質も無事開放された。人質の中には生後十五日の赤ちゃんと三人の子供、妊婦もいたという。