ニッケイ新聞 2008年2月2日付け
連邦司法庁が新道路交通法(道交法)で適用せんとしている規則や罰則は、必ずしも法則違反の後に適用されるものではなく、事前にでも適用できるものとなっている。この狙いは飲酒運転の防止とスピード違反の防止を骨子としている。罰則は事故を起こさずとも第三者の証言があれば適用が成立する。司法庁は出来得る限りの高罰則を適用する意図で、新道交法違反の罰金は、最低で九〇レアル、最高で三一五レアルとしている。
このほかバスやトラックの運転手の連続勤務時間を制限した。これによると、運転者は四時間運転したら最低三〇分の休憩を取らなければならない。
また、これまでアルコールの血液中の許容度を、リットル当り最低〇・六グラムとしていたのを、飲酒制限をするために、半量のリットル当り〇・三グラムへと制限した。これにより缶ビール一本分で許容制限となる。また、外見上明らかに酔っていると認められ、証人もいる場合、テストをしなくても酔っ払い運転とみなされ、三年の刑と免許停止となる。
また連邦道路(国道)脇のアルコール飲料販売規制は二月一日をもって、全面禁止となった。