ニッケイ新聞 2008年2月2日付け
笠戸丸の乗船名簿―といっても、リオのカーニバルの山車の話。ポルト・ダ・ペドラの笠戸丸を模した山車に搭乗するメンバー十九人が一日に発表された。パラナ州から百五十人が助っ人に駆け付ける関係で西森ルイス州議夫妻、同州百周年コーディネーターの安立ルイス・カルロス氏、カトウ・テルオ州議夫妻の五人、地元リオからは福川正浩リオ総領事夫妻、鹿田明義リオ百周年委員長夫妻、高橋リオ百周年委員会財務委員長夫妻(三井物産支店長)、石井清史広報文化担当領事(百年委員会広報委員長)の七人、残りは日系協会太鼓グループ。存分に日本人や日系人の存在をアピールしてほしい。
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五回目となった日語センターの速成塾講師研修。今回で講師の数は七十九人に達した。その一方で、日本へ就労するために速成塾を受講したのはわずか二十三人と講師の人数を下回っている現状だ。一番の問題は費用面。今回地方から参加した人からも、「一千レアルの授業料は少々高い」という意見が聞かれた。その問題を解決するため、ブラデスコ銀行が速成塾受講者に融資をすることになったという。「最低限の日本語ができる就労者を送りたい」と希望を口にする谷理事長。就学希望者の増加、成果につながることに期待したい。