ニッケイ新聞 2008年2月5日付け
農協婦人部連合会の役員が定期総会で改選された。いつものことながら、特色がある。前の会長が副会長に留まるのだ。他団体ではほとんどみられない。人事にこだわらない、というか、組織が柔軟なせいだろう。
選挙は投票だ。まるで意図したかのように、新会長の選任にともない、会長経験者がずらりと副会長に並ぶ。このたびも例外でなかった。
新会長は「経験豊かな先輩たちの協力を得たい。部員のみなさんが後から押してほしい」とあいさつする。前会長は、新しいアイデアを出してくれるよう、期待を表明する。
連合会は、会を組織し活動を始めて以来、毎年のように次々と新しい企画を出しては実践してきた。新しい企画を打ち出さなければ、組織そのものがジリ貧になるという危機感を常に持っていたように。新体制は何をやるだろうか。(神)