ニッケイ新聞 2008年2月7日付け
カーニバルの本場とされるリオ市のサンバ・パレードは二日から、一二のスペシャルチームにより競われていたが、昨年の覇者ベイジャ・フロールが二連覇を狙って、昨年と同じテーマ、同じ振付けでパレードを行い、観客を魅了した。
アマゾン地方のアマパー州都マカパー市の美しさを讃えたもので、これを実証することで観客の脳にイメージを焼き付けんとしたもの。
いっぽうで対抗馬とされるインペラトリス校は完璧に近いサンバ・パレードを見せたものの、今一つ迫力が足りず、サプカイ広場の観衆を湧かせるに至らなかった。
このほか、モシダーデ、ウニードス・ダ・チジュッカ、イスラエル人連盟から訴えられて山車の作り直しになり話題を呼んだビラドウロなどがパレードに参加しているものの、今一つパッとせず、ベイジャ・フロールの二連覇が許容されるものと予想されている。