ニッケイ新聞 2008年2月8日付け
リオ市でのマルケス・デ・サプカイ・サンバ会場でのスペシャル一二校によるサンバ・パレードの優勝争いは、下馬評通りベイジャ・フロール隊が、昨年に続き二連覇を成し遂げた。同隊の優勝は十一回目に及び、過去六年間で五回の制覇を成し遂げていることから、サンバ・パレードでは絶対的な地位を確立している。
ベイジャ・フロール隊の優勝は、採点面でも余裕があった。準優勝となり、祝勝会で練習会場を祝客で一杯にしたサルゲイロ隊が総合点で三九八点だったのに対し、優勝校のベイジャ・フロール隊は三九九・三点。サンパウロ市の優勝チームと四位までが〇・二五点差であったことを考えれば、ゆとりの勝利といえる。
ベイジャ・フロール隊の祝勝会では、一万五〇〇〇人収容の練習会場に入りきれないほどの人が溢れ、喜びを分かち合った。また、会場にはアマパー州知事も駆けつけ、「アマゾンのことを取り上げるチームが出てくるたびに嬉しくなる」と心情を語ってくれた。
なお、三位にはグランデ・リオ、四位にはポルテイラ、五位にはウニダス・ダ・チジュッカ、六位にはインペラトリスが入った。この六チームによる特別パレードは九日に行われる。