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ニッケイ新聞 2008年2月9日付け

 「劇団1980」の公演がブラジル各地で約四十日間にわたり、行なわれる。大好評だった〇四年の公演開催でブラジル側の中心人物だった楠野なつみさんが、昨年一月に亡くなったのは、関係者にショックを与えた。柴田義之代表は、「(なつみさんの死は)大きな打撃だったが、ブラジルスタッフが一致団結してここまで漕ぎ着けた」と表情を引き締める。なつみさんの夫だった楠野裕司さんのこの数カ月の奮闘ぶりに拍手を送りながら、公演の成功を祈りたい。
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 パソコンで文字を入力するときに起こりがちな、漢字の変換間違い。編集部でも常々気をつけていることではあるが、日本語を扱う各日系団体の皆さんも状況は同じだろう。近頃目にした一つが「移民百年祭」が「百年際」になったもの。ちょっとした間違いならご愛嬌かもしれないが、この場合は「間違えました」といっても、ちょっと恥ずかしい。これから各団体とも日本向けの公式文書を作る機会が増えてくるはず。気をつけたいところだ。