ニッケイ新聞 2008年2月14日付け
積荷強盗や乗用車の盗難防止用に設置が流行ったGPS(全測位システム)が、スピード違反を取り締まるレーダーの事前探知にも役立つとして使用禁止が検討されている。
当初はサンパウロ市やリオなど大都市の中心部で、交通渋滞を避けるためナビゲーターに使われた。それが罰金回避にも役立つと知って、注文が激増した。
新交通規制法は、罰金の増額や運転免許証はく奪、車両押収などを盛り込んだ。しかし、事前探知されるレーダーにも技術的欠陥があり、GPS設置は違法行為ではないという見方もある。