ニッケイ新聞 2008年2月14日付け
日本映画上映祭「名作20本に見る日本映画史」が二十日から三月九日まで、サンパウロ市セントロのブラジル銀行文化センター(Centro Cultural Banco do Brasil)で実施される。
同センターと国際交流基金サンパウロ日本文化センターが共催するもので、基金映像出版課主催事業の一環。無声映画を含む、一九三一年から二〇〇四年の期間に制作された作品が紹介される。全作品ポルトガル語字幕付き。サンパウロ総領事館とリオ総領事館が後援する。
入場無料。整理券が上映当日の午前十時から、同センターで配布される。(月曜休館、上映日程は別表に掲載)
【ブラジル銀行文化センター】住所=Rua Alvares Penteado,112,Centro、電話=11・3113・3651/3113・3652。
上映作品は次の通り。(カッコ内は製作年、上映時間、白黒の場合は記載、監督、主な出演者など)。
◎「東京の合唱」(一九三一年、九〇分、白黒/無声、監督=小津安二郎、出演=岡田時彦)
◎「静かなる決闘」(四九年、九五分、白黒、監督=黒澤明、出演=三船敏郎)
◎「東京物語」(五三年、一三五分、白黒、監督=小津安二郎、出演=笠智衆)
◎「祗園囃子」(五三年、八五分、白黒、監督=溝口健二、出演=木暮実千代)
◎「二十四の瞳」(五四年、一五五分、白黒、監督=木下恵介、出演=高峰秀子)
◎「狂った果実」(五六年、八六分、白黒、監督=中平康、出演=石原裕次郎)
◎「裸の島」(六〇年、九五分、白黒、監督=新藤兼人、出演=乙羽信子、殿山泰司)
◎「太陽の墓場」(六〇年、八九分、監督=大島渚、出演=炎加世子、伴淳三郎)
◎「砂の女」(六四年、一二二分、白黒、監督=勅使河原宏、出演=岡田英次、岸田今日子)
◎「鬼婆」(六四年、一〇〇分、白黒、監督=新藤兼人、出演=乙羽信子、吉村実子)
◎「怪談」(六四年、一八三分、監督=小林正樹、出演=三國連太郎)
◎「乱れ雲」(六七年、一二四分、監督=成瀬巳喜男、出演=加山雄三)
◎「砂の器」(七四年、一四三分、監督=野村芳太郎、出演=丹波哲郎)
◎「夢二」(九一年、一二八分、監督=鈴木清順、出演=沢田研二)
◎「ハウルの動く城」(〇四年、一一九分、アニメーション、監督=宮崎駿)
◎「タンポポ」(八五年、一〇四分、監督=伊丹十三、出演=山崎努、宮本信子)
◎「うなぎ」(九七年、一一七分、監督=今村昌平、出演=役所広司)
◎「御法度」(九九年、一一三分、監督=大島渚、出演=ビートたけし)
◎「GONIN」(九五年、一〇九分、監督=石井隆、出演=佐藤浩市)
◎「東京フィスト」(九五年、八七分、監督=塚本晋也、出演=塚本晋也)